WEBマーケティング 目標に向かって 10/22~23

「人の成長も人間関係も自然のシステムであり、農場の法則が支配している」

という言葉が、とてもふに落ちた。

納得し、共感できた。

蒔いたものしか刈り取れない、ごまかせない、という事だ。

 

信頼という土台が無ければ、永続的に成功することはあり得ない。

本当の誠実さや人格の良さが無ければならない。

 

意識していなくても、それは常に周りに発信され続けている。

 

自分のあり方を、常に自分自身に問い続けていなくてはということ。

 

ごまかすことなどできないのだ。

 

7つの習慣

第一部 パラダイムと原則について

インサイド・アウト(内から外へ)

真の成功とは

この息子との経験、近くに関する研究及び成功文献の調査は、全て私の頭の中でつながった。私は悟りの目が開かれるという人生で数すくない機会に恵まれ、個性主義の持つ強烈なインパクトを理解することができた。そして何年にもわたり、様々な場面にコンサルティングを行ってきた際に、私が教えてきたことや私が効果的だと確信していたことが、そういった流行の考え方と相いれなかった理由もはっきりと知ることができた。

個性主義の各要素(個性の発揮、コミュニケーションのスキル、他に影響を及ぼす戦略、前向きな姿勢など) は成功するのに必要が無いと言っているのではない。確かにそれなりに必要だと思う。しかしそれらは一次的なものではなく、二次的なものである。私たちは、前の世代が作り上げてきた土台の上に自分たちの成功を築くことを繰り返してきた結果、土台そのものを築く大切さを忘れてしまったのだろう。あるいは、種をまかずに長年刈り入れを続けてきたせいで、種を蒔く必要性を忘れてしまっているのかもしれない。

自分の人格に基本的な欠陥、二面性、あるいは不誠実さを持ちながらテクニックや手法だけで人を動かしたり、仕事をさせたり、士気を高めようとしたりすれば、長期に於いて成功することはできない。いずれは、その二面性によって相手に不信感が生まれるからである。いくら人間関係を改善させるテクニックを使ったとしてもそれはすべて相手を操ろうとしている行動にしか見えない。信頼という土台が無ければ、永遠に成功することはあり得ない。基礎となる人格の良さがあってはじめてテクニックが生きてくるのだ。

だから、テクニックだけに集中することは、学校で詰め込み式の勉強を繰り返し、中身を丸暗記しようとするようなものである。その場限りであれば、やっていけるかもしれない。時には良い成績を取ることもあるだろう。しかし、日々勉強を積み重ねるしいうしかるべきプロセスを怠れば、真の意味で学習課題をマスターすることはできないし、「教養ある人間」になることもない。

農場で場当たり的な詰め込み主義で作業することの愚かさを考えたことがあるだろうかーーー春に種蒔きを忘れ、夏に遊び惚けて、秋になって収穫を得るために必死になって頑張るーーー。農場は自然のシステムである。必要な勤めを果たし、作業を行わなければならない、蒔いたものしか刈り取ることはできない。そこに近道はない。

人の成長や人間関係においても、最終的にはこの検束が必ず作用することになる。つまり、人間の成長も人間関係も自然のシステムであり、農場の法則が支配しているのである。

学校のような人工的な社会システムの中では、ゲームのルールを学べば、短期的にはごまかすことができるかもしれない。そしてまた、単発的、短期的な人間関係であれば、同じように個性主義を利用し、その人の趣味にあたかも興味があるふりをし、テクニックや殺し文句、流行りのファッションなどを使い、良い印象を与えることは可能だろう。また、手っ取り早くそうしたテクニックや手法を身につけて、活用することもできるだろう。しかし、長期的な人間関係においては、こうした二次的なものだけでは何ら永続的な価値を生み出すことはできない。あなたに本当の誠実さや人格に良さがなければ、人との関係において大きな問題に直面したとき、あなたの本当の動機が表面に現れその結果、人間関係が壊れ、それまで得ていた見せかけの「成功」を失ってしまうことになるだろう。

表面的な成功(才能などに対する社会的評価) に恵まれた人の中でもこうした真の成功(優れた人格を持つこと) を達成していない人もいる。しかし、遅かれ早かれ。このことは、その人の持つ長期的な人間関係のすべてーーー仕事仲間、夫、妻、友人、大きな悩みを抱えている子供などーーーにおいて、表れてくるだろう。人格は言葉よりはるかに雄弁だからである。

これは誰でもが知っていることである。私たちには、人格をよく知っているがために絶対的に信頼をおいている相手が必ず存在するはずだ。その人が雄弁であろうがなかろうが、人間関係がうまくいくテクニックを知っていようがいまいが関係なく、私たちはその人を信頼して、一緒に働くことができる。

ウィリアム・ジョージ・ジョーダンはこう表現している。

「あらゆる人の手の中に、善又は悪を行う巨大な力が委ねられている。それは、その人の人生そのものが周りに与える影響そのものである。どう見せかけるかではなく、本当のところ、あなたはどうあるかが常に周りに発信し続けているのだ」